ドッグフードの種類と特徴

ドッグフードには種類があり、ワンちゃんに合わせたドッグフードを選ぶことが重要です。
ここでは大まかに目的別、形状別について説明します。
■ ドッグフードの目的別種類
総合栄養食
主に毎日与えるドッグフードのこと。
アメリカの業界団体が立ち上げた検査機関であるAFFCO(アフコ)が定める基準をパスし、そのドッグフードと水だけで愛犬に必要な栄養基準を十分に満たせると判断されたものに「総合栄養食」の表記がされます。
しかし、この基準である数値は添加物を加えれば容易にクリアできてしまうため、例え良質な原材料でなくても、ドッグフードとしての品質が良くなくても、総合栄養食という表記が出来てしまうのです。
そのため、総合栄養食であれば良いと一概には言えません。ワンちゃんの身体にとって本当に良いものが必要な分だけ入っているか、しっかりと中身を見て判断しましょう
間食
一般的に「おやつ」とされるものです。
躾のご褒美や、ちょっとしたイベント時にあげる方が多いでしょう。ついあげたくなってしまう気持ちもわかりますが、1日当たりのエネルギー所要量の20%以内が適量とされていますので、健康のためにもあげすぎには注意を。
その他の目的食
総合栄養食にも間食にも当てはまらないその他の目的食は、一般食・栄養補完食・カロリー補給食・副食・食事療法食など様々な表記が当てられます。基本的には総合栄養食の補助としての役割が強いです。
■ ドッグフードのタイプ別種類
ドライフード
水分含有量が10%程度以下のドッグフードがドライフードです。しっかりと加熱処理されていて、他のタイプと比べると開封後も保存期間が長いです。また、栄養素が凝縮されているため栄養バランスが良く、歯垢がつきにくいのも特徴。
ただ、水分も重要なので、あげる際はお水と一緒にあげるようにしましょう。
ソフトドライフード
水分含有量が25%~35%のドッグフード。
しっとりした触感を作るために湿潤調整剤が使用されていています。口当たりがよく、肉の食感に似ているためソフトドライのドッグフードを好んで食べるワンちゃんも多いです。
ただ、加熱発泡処理されているとはいえ、水分量が多いのでカビが生えないようご注意を
セミモイストフード
水分含有量が25%~35%のドッグフード。
ソフトドライとはちがい、加熱発泡処理されておらず、もっちり弾力のある柔らかい食感です。しっとりした触感を保つため湿潤調整剤を使用しています。 ただ、すぐに水分が飛んでしまうため、保存には注意が必要です。
ウェットフード
水分含有量が75%程度のドッグフードで、缶詰やパウチパックになって販売されています。未開封なら長期保存が可能なので、非常食としてもおすすめ。また、非常に柔らかく、香りが良いので、シニア犬や食欲のないワンちゃんにぴったりでしょう。
しかし、ウェットフードはドライフードに比べて食べる必要のある量が多く、コスパが悪いというデメリットも。
■ まとめ
目的やタイプによって特徴も変わるドッグフードですが、もしワンちゃんがなかなか食べてくれないときはいつもと違う特徴のドッグフードを与えてみるのもよいでしょう。
健康や品質を考えるのであればドライフードをおすすめしますが、一番良いのはワンちゃんが気に入ったものを食べさせてあげること。ごはんのときも、ワンちゃんの様子を見てあげてくださいね。