ドッグフードを変えるときの注意点

成長してきたから、もっと良いものを食べさせたいからなど、様々な理由でドッグフードを変えるときが来ると思います。
ここではそんなドッグフードの切り替え方法や注意点についてご説明いたします。
■ 切り替え方法
徐々に切り替える
一気にドッグフードを切り替えるのではなく、いままで与えていたドッグフードと少しずつ混ぜて切り替えましょう
最初はいままでのフードを8~9割、新たに与えるフードを1~2割という割合から始め、2~3週間かけて徐々に新たに与えるフードの割合を増やしていきます。
ドライフードからウェットフードの場合
こちらも徐々に切り替えます。ただ、ドライフードよりもウェットフードのほうが水分を多く含んでおり、与える目安量も多くなります。ドライフードの量に慣れていたワンちゃんにとってウェットフードの量は胃に負担がかかることもあるので、なるべく同じくらいの見た目の量を与えるように心がけましょう。
■ 切り替え時の注意点
お腹を壊したら
切り替え時に軟便や下痢になったら、絶食させるのではなく、元のドッグフードに戻してワンちゃんの様子を見ましょう。初めての成分に胃が驚いているだけかもしれません。
そして、うんちの調子が戻ったら再度、少なめの量でチャレンジしてみてください。それでもお腹を壊してしまう場合はドッグフードが体質に合っていない可能性がありますので、獣医さんに相談してください。
食べてくれなくても少し我慢を
初めて無添加ドッグフードへ切り替えるときは、食いつきが悪くなる可能性もあります。
理由は至ってシンプルで、今までのドッグフードに食いつきが良くなるための添加物(香料など)がたくさん入っていたから。その味に慣れているワンちゃんにとって、無添加のドッグフードは少し味気なく感じるのです。
人間に置き換えると、濃い味のジャンクフードから栄養バランスの整った和食に切り替えるようなもの。ここは根気強く、少しずつでも切り替えて、不要な添加物を体内から徐々に無くしてあげましょう。
そうすれば涙やけなどの皮膚トラブルや毛並みの悪さ良くなるはずです。
原材料を比較する
今までのドッグフードと新しいドッグフードの原材料は必ず比較してください。全く異なる原材料で作られたものを与えると、アレルギーを発症する恐れがあります。また、もしも体調が悪くなった場合、原材料での違いを確認しておけば原因の特定を早く行えます。
■ まとめ
ワンちゃんの年齢や悩みに応じて変える必要があるドッグフード。一気に切り替えるとワンちゃんの身体が慣れない成分に驚き、体調を崩す可能性もありますので、成分をよく見比べながら、少しずつ切り替えるようにしましょう。